ハイレゾじゃなくて、レコードでもいいですか?レコードプレーヤーを購入し、音出しするまでの作業

オーディオ

目指していた音は、ハイレゾではなく、アナログの音だった!?!中古レコードプレーヤーを購入して、音出しするまでの設定について紹介しよう。

レコードの良いところ
・中古ならレコードもプレーヤーも安い
・カートリッジを交換して音の違いを楽しめる
・懐かしさに浸れる
・「レコード愛好家」という肩書を手に入れられる

レコードの良くないところ
・最近の曲は聴けない
・カートリッジは結構いいお値段
・Phono端子がついてないアンプは、Phonoイコライザーが必要
・オーディオ全般に言えるが、深みにハマると散財する

ついに購入したレコードプレーヤー「Sony PS-X2」

嫁さんとの珍問答の末、ようやく購入の許可をもらって、電気屋さんならず、行きつけの中古ショップ「WondexREX」へ向かった豚まん。

お店に到着し、お目当ての商品「Sony PS-X2」(1,980円)を見つけるや否や『コレください!』と叫びたかったが、ぐっと我慢。動作確認を怠ってはいけない。

お店の店員さんに声をかけると、何と試聴用のカートリッジも用意されていたので、プレーヤーにカートリッジを取り付けて、動作確認。よし、問題なさそうだ。

豚まん

コレください!!


ちなみに、その時お店に並んでいた、VictorのJL-B41(3,980円)も試してみたのだが、こちらは回転数が異様に早くて購入を断念した。
中古のオーディオ機器を購入する場合は、動作確認できるお店を選びたい。

回転数をが異様に早かったJL-B41。何を聴いても「おらは死んじまっただ〜」になると思う

レコードプレーヤーのセッティング。初めて繋いだよ、Phono端子とアース

購入して車に乗せた「SONY PS-X2」、値札は購入時にお店で剥がすべきでは。。。

ヤフオクで落札したカートリッジも到着したので、早速セッティングだ。
そういえば、このアンプ(Luxman L-505ux)を買ってから、Phono端子に接続したの初めてだ!

そして、アース接続も忘れずに行う。これを繋がないと、出音に「ブーン」と言うノイズがのる。レコードプレーヤーのアース線を、アンプのアース端子に繋いだ。

カートリッジはMMカートリッジを使う

ヤフオクで購入したのは、ヘッドシェル+MMカートリッジ+レコード針。トーンアームの先端に装着する部分だ。

まだカートリッジはひとつしか持ってないのでわからないが、カートリッジによって音のキャラクターが変わるらしい。(自称)レコード愛好家としては、今後こだわりたいパーツのひとつだ。世の中には高級な「MCカートリッジ」もあるが、初心者にオススメなのは比較的安価なMMカートリッジだ。


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このくらいのカートリッジは購入してみたい

回転数の調整はストロボスコープで

レコードには回転数「33/45」がある。コレは知ってる人が多い。だがしかし、微調整の方法は豚まんも知らなかった。

ストロボスコープによる、回転数の調整方法は、
・まずレコードを回転させる
・レコードの回転数(33 or 45rpm)と、使用する地域の周波数(50 or 60Hz)を確認
・光に当たったシマシマ模様が流れず、止まって見える様に、回転調整のつまみを回す

こういった作業が、男心(おじさんの心)をくすぐる。人間が主体的に機械を操っている満足感がある。

ちょっと専門的な話し、ゼロバランスの調整〜針圧の調整

この作業は少し難しい。初めてレコードを聴く人は、とりあえず音が聴ければ、ひとまずはスルーしても構わないと思う。針がレコードにあたらなかったり、音飛びがする場合は、調整してみよう。

ゼロバランスとは、トーンアームの根元側と、カートリッジが付いてる先端のバランスが均等になった状態を指す。均等にした上で、カートリッジ指定の針圧に設定する必要がある。

各部の名称DEATH

まず、準備として
・カートリッジ(ヘッドシェル)は付けとく
・根元のウェイトはゼロにしとく
・アンチスケーティングはゼロにしとく
・トーンアームをアームレストから外し、ターンテーブルの上に移動する

1.ゼロバランスの調整

ゼロバランスとは、トーンアームの根元側と、カートリッジが付いてる先端のバランスが均等になった状態を指す。
根元のおもり(ウェイト)を動かして、トーンアームが平行になる場所を探そう

2.針圧の調整

ウェイトの手前に針圧調整の目盛りがある。トーンアームをアームレストに戻してから、目盛りをゼロの位置に合わせる。その時におもりに触れない様に注意。
その後、ウェイトを回して、カートリッジ指定の針圧に設定する。
カートリッジ指定の針圧がわからない場合は、「カートリッジ型番+針圧」で検索すれば調べられると思うが、型番すらわからない場合は、1.5〜2.0kgで調整し、様子をみてみよう。

3.アンチスケーティングの調整

こちらは取り敢えず、設定した針圧と同じ値にしておこう

以上の作業で、レコードプレーヤーのセッティングは完了だ。あとはレコードを聴くだけ。

多分もっとやるべきことはある。けど、早くレコード聴きたい

先人の教えをググると、上記の他にもセッティングの段階でやるべきことは色々ある。だがしかし、早くレコード聴きたいのだ。まずは音を聴いてみて、それから色々いじれば良い。

とにかく、レコードと言うのは、CDを聴くのとは全く別物だ。音楽を聴く前に、準備がある。針をレコード盤に落とす瞬間、ワクワクする。スイッチをポチッと押すだけではないのだ。

コレだけでも、レコードを楽しんだ気になってしまう豚まんであった。

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